Saturday, July 30, 2016

[中小企業診断士] 中小企業診断士の国際協力

中小企業診断士の国際業務というと、海外の市場調査・拠点設立支援・海外企業とのマッチング支援等の海外進出支援をイメージされる方が多いと思いますが、もうひとつに国際協力関連の業務があります。

中小企業診断士の資格を取得することで、国際協力の分野での活躍も期待できることについては下記記事でも触れました。

診断士の国際協力は、新興国の中小企業支援機関のへの研修実施・制度整備支援や、現地の中小企業従業員への研修実施、左記に加え現地の中小企業の現場に入りこみ現場を変えていくタイプの支援もあります。学生時代などに国際協力の現場に携わりたいと考えていた方も多いとは思いますが、なかでも現場に入り込むような支援をイメージされていた方が多いのではないでしょうか。中小企業診断士はそれを仕事として行うことができます。

ここで言いたいのは、国際協力とは、JICAに入所したり、海外の大学院の国際関係学を学んで国連等の国際機関に所属するだけでなく、中小企業診断士として経験を積むことでもできるということです。そのハードルは確率・費用などの観点から左記の2つよりもはるかに低いと思います。さらにJICAや国際機関で勤務している人よりもより現場に近い場所で支援することができます。これは学生時代に国際協力に携わってみたいと考えていたが結局一般企業に就職、国際協力に携わりたいという気持ちが頭の片隅にずっとあったような方には絶好の機会だと私は思っています。且つ自身が企業で学んできたことを活かしつつ専門家として国際協力に携わることができ、現職でしっかりと専門性を身に着けること、中小企業診断士の資格を取得する大きなモチベーションとなるのではと思います。私自身も中小企業診断士の国際協力について知ったことが取得に向けた学習意欲継続を可能にしてくれました。

自身が中小企業診断士資格の学習を始めた10年前ころは、そういった情報もネット上ではほとんど見つけることができなかったのですが、今では見つけることができます。その例を下記に紹介したいと思います。国際協力に携わりたいとなんとなく思ってきて、診断士資格の学習をしている、仕様と思っている人にとっての励みになればと思います。

国際協力の仕事は日本のJIKAやHIDA(一般財団法人海外産業人材育成協会(HIDA)による国際協力事業として、国際開発コンサルティング会社・診断士等の専門家がそのプロジェクトを実施する形となっていますので、実際にその仕事をするためには入札に参加して業務を勝ち取らなければなりませんが、そのアプローチとしても下記は参考になると思います。

開発途上国の中小企業振興支援に挑む
【第1回】カメルーンで活かす日本の中小企業勤務&支援経験
【第2回】カメルーンに対する日本の中小企業振興支援の特徴
【第3回】中小企業診断士の役割は、海外でも日本でも「触媒」

国際派の若手女性診断士
【第1回】相手の立場を理解できるコンサルタントに
【第2回】診断士資格で仕事の芽が増える
【第3回】「おせっかい」が仕事につながる

舞台は世界へ-国際派診断士への道
【第1回】予想外に早くスタートした海外業務
【第2回】海外業務のやりがいと苦労

東ティモールで活躍する女性診断士
【第1回】中小企業診断士が携わる国際協力活動
【第2回】東ティモールでの調査活動
【第3回】東ティモールのプロジェクトを終えて

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