Saturday, May 2, 2015

[転職] 面接の臨み方

シンガポールの話題が多かったですが、今回は面接の話題を。もともと自分は新卒の就職活動時、面接にかなり苦手意識があったのですが、その後2社のコンサルティング会社(日系・外資)へ転職したときの面接・その準備等を通し、得手不得手もある一方、努力次第でなんとかなるものだ、と思うようになりました。面接・その準備、転職エージェントとのやりとりなどを通し理解した自分なりの面接への臨み方について、眠らせておくともったいないので書いておきたいと思います。

1.基本的な質問にはすぐ答えられるようにしておく
自己紹介をしてください。経歴について簡単にお願いします。等聞かれる可能性の高い質問については、必ずすぐ答えられるようにしておく必要があります。自己紹介、経歴、自分の強み・弱み、大変だった経験、なぜこの仕事を希望するのか、入社したら何がしたいか、最後に質問はないか等。当然聞かれるであろうこれらの質問に対し、「え~、それについては」、くらいならいいですがそれ以上に考えている素振りを見せると本気度を疑われる可能性が高いと思います。

2.ある程度の突っ込みにも耐えられるようにしておく
加えて、突っ込みに対応することである程度突っ込まれても揺るがないような強い意志・考えを持っていままで生きてきたことを伝えることが重要です(もちろん人生そうでないことも多いですが)。突っ込まれて、いやぁ。。。、うーん。。。となってしまっては、この人本当に考えて今まで行動してきたのか、なんとなくうちの会社に入ろうとしているんではないのかと疑われてしまいます。突っ込みには①理由を問うもの、②批判的な突っ込み、の2種類あります。①は、なぜその学部・学科を選んだのか、なぜ今の会社を選んだのか、なぜうちの会社なのか、なぜ転職しなければならないのか等。②は、やりたいと言っていることは今の会社で強く主張すればできるのではないか、同じことは他の会社でもできるのでは、等。いずれも自分がしてきた/しようとしている選択にあたり何を考え、どうういう理由でどう判断してきたかを述べることにが求められます。これについてもある程度想定される突っ込みの内容、どう対応するかを想定しておくことが重要です。理由は、2つ~3つ準備しておき簡潔に答えられるといいです。コンサルティング会社の面接では、特にここの準備に念を入れておいた方がいいです。

1.2.については、準備している人としていない人では面接官に伝わる内容、誠意等、大きく差がつきます。自分も最初は一問一答形式で整理してみましたが、結局ワード何枚分にもなってしまうので、「フリーマインド」というフリーのマインドマップのソフトを使って、上の階層に質問、次の階層に回答3つをキーワードだけ列挙するようにしたところ(必要に応じて想定される突っ込みと答えも更にその下の階層に書いていく)、A4一枚くらいにまとまったので、それをぐるっと見回すだけで面接のイメージトレーニングになるので、便利でした。

3.あらゆる質問を自分のアピールにつなげる
何気ない質問を何気ない質問で終わらせないことが重要です。面接官は意図があってかなくてか、「会社まではどのように通勤していますか」というような面接とは直接関係なさそうな質問も面接の最初・最後のあたりですることがあります。そこで「何線で、何線に乗り換えて、何十分くらいです。」と無難に返してしまっては、時間がもったいないです。もちろん面接官も場を和ませようと当たり障りのない質問をしてくれているのかもしれませんが、加えて「まあまあ混んでいますが、通勤時間はいつも~の勉強をしており、仕事にも役に立っています」と、多少面接官に合わせて和んだ雰囲気も出しつつ(これも重要)、自分の強みや考え方・信念、また機会を最大限活用する積極性を持った人だということをアピールする機会にしてしまうことが重要です。

4.最後の質問の時間もアピールの時間として活用する
最後に質問は、とほとんどの面接で聞かれますが、必ず質問をする必要があります。質問がないとその会社に興味がないと思われます。3-4くらいは必ず考えておきましょう。聞く内容も、ウェブサイトに載っていることを聞くとそれくらい調べろと思われてしまいますし、公開情報でなくても事実確認だけだと何の意図で聞いているのかよくわかりません。特に中途採用の面接では、質問をしたうえで「それであれば、御社のなかではこういう仕事のニーズが高まっているということでしょうか」とか、「であれば私のこういった経験も生かせると思います」と、自分自身が何に興味を持っているのか、どんな仕事がしたいのか、どんな強みがあるのか、どういった貢献ができるのかを伝えることに活用しましょう。「そういった課題においては、自分の経験からすると、こういう仕組みを導入することが効果的だと思っており、自分が入社したらそういったこともリードしていきたい」等、より具体的な提案を含んだ返しができれば、面接官に対しても頼りがいのある部下になってくれそうだと思ってもらえると思います。なぜ今回採用しようとしているのか、採用しようとしている人には何を期待するのか、を聞くことで受けている会社・部門の課題の話に持っていきやすいですし、直接御社・部門の重要な取り組みテーマは何ですかと聞いてもいいと思います。

上記1.2.をしっかり準備しておくこと、3.4.は意識をして転職エージェント/日頃面接をしている知人等との面接の練習や実際の面接に臨み対応力を磨いておくことが重要です。面接についてはいろいろ書籍等出ていると思いますが、ポイントとしてはこういったことなのではと思っています。このような感じで訓練しているといつの間にか苦手意識もなくなってくると思います。

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