Showing posts with label Singapore. Show all posts
Showing posts with label Singapore. Show all posts

Friday, September 13, 2019

シンガポールで知らず知らず触れているマレー語

シンガポールに暮らしていると知らず知らずのうちにマレー語からなる言葉に触れています。改めて見てみるとこれもマレー語だったのか、意外とマレー語の語彙があるかも、と思うかもしれません。1.食べ物、2.地名、3.その他(シングリッシュ等)の順で、意味・用例とともに記しました。

1.食べ物
Ayam 鶏 - Ayan Penyet 焼いた鶏肉とご飯のセットメニュー
Campur 混ぜる - Nasi Campurマレー式ミックスご飯
Goreng 揚げる - Nasi Goreng マレー式チャーハン
Ikan 魚 - Ikan bilis アンチョビ
Kacang 豆 - Ice Kacang マレー式かき氷、豆が入っている
Kambing ヤギ - Soup Kambing ヤギのスープ、ホーカーセンター等にある
Kecap しょうゆ - Kecap Manis 甘いしょうゆの意、濃い口しょうゆ
Kopi コーヒー
Kosong 空の - Kopi Kosong ブラックコーヒー
Kue ケーキ - Kue Lapis 層になったケーキ、ケーキ生地のもの、サゴ椰子の澱粉製のがある
Makan 食べる - シングリッシュでは食事に行くの動詞としても使われる
Mie 麺類 - Mie Goreng マレー式焼きそば
Nasi ご飯
Pisang バナナ - Pisang Goreng 揚げバナナ(おいしい!)
Roti パン - Roti Prata ロティプラタ、薄い生地を伸ばして重ねながら焼く
Sambal サンバル - 辛味調味料
Sotong イカ
Susu 牛乳 - Kopi Susu ミルクコーヒー
Teh お茶 - Teh Tarik 二つの容器で引っ張る(=Tarik)ように淹れる練乳入り紅茶

2.地名
Baru 新しい - Johor Bahru(Baru) 中国語では新山と書く
Besar 大きい - Jalan Besar 大きい通りの意味
Bukit 丘 - Bukit Timah シンガポールの高級住宅街
Jalan 通り - Jalan○○という通りがたくさんある
Kampung いなか - 地名にも料理にも(Kampung Chickenなど)つく
Masjid モスク - Masjid Sultan等、モスクの名前にはこれがつく
Pasar 市場
Pasir 砂 - Pasir Panjang港, Pasir-risなど
Pulau 島 - Pulau Ubin, Plau Semakauなど
Sungai 川 - Sungei Buloh Wetland Reserveなど
Tanjung 岬 - Tanjung Pagarなど

3.その他
Bahasa 言語 - シンガポールではBahasaというとインドネシア語を指す
Hati-hati 気をつけて - MRTの中のアナウンスよく聞こえる
Atas 上 - シングリッシュではハイクラスの意味
Tahan 耐える - Buay Tahanで耐えられないのシングリッシュ。Buayは福建語で不能の意
Kentang じゃがいも - Jiak Kantangはシングリッシュでポテトばかり食べる=西洋かぶれの意

(番外編)
Suka 好き - シンガポール福建語の中に登場する

Saturday, December 29, 2018

華人会館でシンガポールの教育事情を垣間見た話

ツイッターには書いていたのだが、先日シンガポールのある華人会館、○○会館に呼ばれセミナーの一いちセッションでパネリストとして登壇する機会があった(といっても小さなものだが)。ツイートするには長すぎるので何年振りかにブログに記事を書く。

これのセミナーはその会館が設立した小学校に子を入学させることを考えている親が参加するものだ。二部構成になっていて、前半はいかにバイリンガル教育が重要かを伝える「バイリンガルとさらにその先」、後半はその会館が設立した小学校に入るために必要なことについての実際に子どもを入学させることができた親の体験談と会館の人のコメントからなる。参加者は全員中華系。私はパネリストとして前半のセッションに登壇した。

まずは前半、参加者は会館からの女性のファシリテーターと、パネリストとして中国語が話せる自分と、同じく中国語が話せるフランス人男性、中華系シンガポール人男性。セッションの狙いはいかに子どもが中国語語を話せるようになることが重要かということを父母に感じてもらうこと。まずはファシリテーターの女性が、中国語を話せることのメリットをスライドを使って説明。説明は英語。欧米人と中国人の考え方の違い、いまやグローバルに活躍する中国企業などについて。要は中国語できた方が子の将来絶対有利ですよと。その後、ファシリテーターや聴衆の父母がパネリストにいろいろと質問する。自分からは、例えばサッカー選手になるのは大変だが、中国語ができること+何かスキルや得意分野を二つ組み合わせれば10かける10かける10で1/1000の人間になれるので、今後の競争社会においても負けない自分の領域を持てるという話をした(アリババ・ファーウェイなどが、積極的に東南アジアに進出し携帯だけじゃなく、都市開発にまで関わり始めている事例も用意しておいたが、流れ的に使わなかった)。最初は英語でのやりとりだったが、だんだんやりとりが中国語になってゆく。パネリストと聴衆のやりとりのなかで、印象に残っているのは聴衆の女性が「中国語が得意でないので英語で質問させてください。私は家で子どもと英語で話しています。いまから子に中国語を話せるようにさせることはできるのでしょうか?」と質問したのに対し、シンガポール人のパネリストは「私も家の中では英語の環境のなかで育った。あとから中国語も福建語も勉強して覚えた。また、自分の子もそうだったが、自分もあとあと中国語は重要であると思い子に中国語を勉強させようとしたがなかなか興味を持ってもらえなかった。ただお寺などに何度か連れていき、建物のあのデザインは何を表していて…など話してたら次第に興味を持ったようで、そのあとは自ら中国のドラマなどを見るようになった。興味を持てば子は自ら勉強するようになる。親として重要なのは子を中国のいろいろなものに触れる機会を提供することだ」。確かにそうだと思ったし、質問した女性も頷いていた。元中国人でシンガポールで生まれ育った方は「シンガポールの教育はレベルが高いと言われるが、実際に自分がシンガポールの大学で学んでみて、それは中国の大学に比べるとそれ程でもないのではと感じた。子をシンガポールで大学に行かせるべきかどうなのか」との質問だった。これに対しては、自分は「シンガポールの大学はスタートアップの育成に力を入れていたり、学生も希望すればスタートアップと一緒にビジネスをする機会があったり、そういう場は少なくとも日本の大学以上、世界でも有数な程度提供されているように思う。いかに学生自身が大学を利用するかだ。」と答えた。司会の人もそれには賛成意見を言っていた。

前半が終わったら一部のパネリストは退場なのだが、せっかくなので公判も傍聴させてもらった。学校に入るために必要なことのセッション。このセッションはすべて英語であった。まずは前半でも説明していた会館側の女性による系列の小学校の特徴の説明。これらの小学校はシンガポールのなかでも評判がよく、子を入れさせたい親も多いようだ。中華系学校の売りとして、他の学校よりも中国語で教えるクラスが多い。さらに中国語強化対象として選抜された児童は一般のカリキュラムに上乗せで中国語の授業や、中国文化に触れる課外活動、中国への修学旅行などがあるとのこと。そして、パネルディスカッション。パネリスト3名はいずれもその会館の系列の小学校に子どもを入学させた親。いわば彼らの成功体験をシェアし、そこから参加者が学びを得ようというものだ。というのも、シンガポールには学校自体は公立だが、学校の人気不人気があり、親は人気の学校に子どもを入れるべく努力する。そのようななか、その会館が設立に関わった学校に子を入学させたい場合、その会館の推薦を得ることで入学し易くなるような制度があるようだ。公立の小学校はどの学校を受けたいかを申請する。申請には順序があり、①まずは親や兄弟がその学校の出身者、②次にそれ以外、③最後が②で漏れた場合のリベンジのような三段階に分かれている。①は子の進学を考えている時点ではどうしようもないので、特定の小学校に子どもを入れたい親は②から頑張ることになる。そこで、この推薦が重要になるのだ。また推薦以外にも、目的の学校の近くに住んでいることが重要で、学校から1km圏内に住んだ方がいいそうだ。パネリストのうちひとりはわざわざ子の学校入学のために目的の学校から1km圏内の家を買ったそうだ。後で聞いた話でもこういうケースは多いらしい。その学校に入れることが確約されているわけではないのに学校近くに家を買う。結果的に入れなければ遠い距離別の学校に通う必要がある。ギャンブルのようなものだ。シンガポールの親、とても大変である。そして会館から推薦を受ける話。開館から推薦を受けるには2年以上前から会員であること、会館から与えられるボランティア機会での計80時間のボランティアが必要とのこと。このボランティアは天后宮のお祭りの運営サポートだったり、媽祖のお祭りへの参加、または老人ホームでのボランティアだったりする。一般のボランティアではなく、その会館が提供するボランティアに申し込み実施することが必要だそうだ。聴衆が「自分は△△会館という○○会館の下部にあたる会館(中国の地名だと○○が省で△△が市のレベル)でボランティアを行ったことがあるのだが、それは含まれるのか?」との問いには会館の関係者は「まずは直接この○○会館のボランティアではなくてはならない。またそれは、この会館が募集を行ったボランティアに対し応募する形でなければならない」とのことだった。そして必死な父母からのこんな場合は?こんな場合は?という質問は1時間以上続いた。最後に会館の偉い方からのお言葉。「天后宮や媽祖のお祭りのボランティアなどに関する質問も出たが、言っておかなくてはならないのは、会館は特定の宗教を会員に強いることはしていない。あくまでボランティアとして捉えてほしい。」とのことであった。

子の教育のために親が学校の近くに家を買うことまでするから、人気の学校は入るのが難しくなる。そのため、公立でありながらあの小学校は優秀だとか、そういった競争が生まれる。そのなかにおいて、この会館系列の小学校は人気となっており、その小学校に子を入学させるために会館のメンバーになり、会館のためにボランティアをする。こうして会館のメンバーは増え、華人の伝統は引き継がれていく。よくできたシステムだし、一方そうでもしないといけないほど文化を引き継ぐことは簡単でないのだとも思う。シンガポール、生活すること・働くことにおいては日本よりはストレスがないように思う/思われているが、こと子の教育においては、父母はものすごいストレスのなかで葛藤、格闘しているというのを垣間見たのであった。

セミナー会場

前半と後半の間で出たケータリングの食事










Tuesday, June 6, 2017

[Singapore] 写真で十分?スタークルーズ

ご存じの方もいると思いますがスタークルーズという船のツアーがシンガポールから出ています。運営しているのは、シンガポールとマレーシアでカジノを運営するGentingという会社です。少し前にこのツアーに参加したことがあるのですが、そのときの様子をシェアしたいと思います。

船のツアーといっても、私が乗ったのは、どこにも寄港しないツアー。シンガポールから、二泊三日で洋上に出て、またシンガポール港に帰ってくるのです。なんのために、こんなツアーがあるかというと、カジノ目的のお客さんがターゲットです。公海に出るので、国の制約を受けずにカジノを運営できるということだと思います。Gentingとしては、セントーサのカジノもありますが、マレーシアのGenting(地名)のカジノや、このスタークルーズと組み合わせていろいろな形でのカジノを提供することで、グループとしてのファンを増やしていきたいという考えなのかと思います。

乗り場はハーバーフロントのショッピングモールVivo Cityと繋がっているのですが、建物内を歩いていくと、"Protect Your Family"。日本では見ない風景なので緊張感が高まります。


船内の風景。ホテルの廊下のようです。
























部屋に入ってテレビをつけるとカジノでの遊び方の説明。
























甲板の風景。


甲板のビュッフェコーナー。船は夕方出発なので、夕食どきで混みあっています。 食事する場所は船の中で4か所あり、中華スタイルのビュッフェ、洋食やインド系の食事のビュッフェが二か所、洋食のコース、それぞれ提供するレストランがありました。


そして船内を散策。カジノコーナーです。このようなマシン以外にも、ポーカー等対面型のギャンブルもありました。(見回した限り写真を撮ってはいけないとどこにも書いていませんでした。)
























そして、参加しているイスラム系の団体を指しているのだと思いますがカジノコーナーには入れないとの記載が。団体が自分達で貼っているのだと思います。


物販コーナー。シンガポールでは有名な明治製菓のハローパンダ。と懐かしのラッキー。これも明治製菓です。明治製菓は日本で販売しなくなったおかしも海外では売り続けているようです。
























船の甲板をぐるっと散策。非常用の小舟。


船内の広いスペースではいろいろなプログラムが組まれている。ステージ上でダンス教室に参加する人々。


















ツアー参加者は年配の方と、意外にも家族連れも多かったです。また、インドからの観光客らしき人も多くいて、インドからシンガポールに旅行できて、わざわざスタークルーズに参加しているようでした。夕暮れ時の甲板でも多くインド人家族グループを見ましたが、家族団らんを楽しんでいる様子でした。夕暮れ時の甲板はとても気持ちがよかったです。

全体としてこんな感じでした。2泊3日でこんな感じです。夜はパーティーが行われているような、そこではドレスコードがあるような「豪華客船」では決してなく、庶民の娯楽といった位置づけでした。私もそうでしたが、正直カジノ目的の方以外は、ちょっと退屈な感じに思ってしまうかなと思います。まだ参加されていない方が参加されてみて、この写真以上のものがあるかというと、うーん。二泊三日で旅するなら、東南アジアの他のところに行った方がいいかなと思います。それでも自分は行ったことないしという方は実際に行かれるか、行かれる場合はマラッカに寄港するものもあるのでそちらに参加されるのがいいかと思います。次はもっといいグレードの船に乗るぞ。

Monday, June 5, 2017

[Singapore] シンガポールのワーキングマザー達に思うこと

シンガポールで働いていると女性が活躍していると感じます。実際に女性労働力率は日本よりも高いです。下記のデータブックでも、日本で見られるようなM字カーブ(結婚・出産期に当たる年代に一旦低下し,育児が落ち着いた時期に再び上昇すること)は見られません。グラフがちょっと見にくいですが。

データブック国際労働比較2015 (P53)
http://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/databook/2015/documents/Databook2015.pdf

2-5 年齢階級別女性労働力率(2013年)


結婚・出産を機に退職する人が少ないことが理由として考えられますが、その背景として、シンガポール政府が子育てをしながらの就業を奨励していることがあります。

シンガポール政府のワーキングマザーへの補助金に関するページ
https://www.ecitizen.gov.sg/Topics/Pages/Subsidies-for-infant-child-and-student-care.aspx

このウェブサイトでは、下記のように、ワーキングマザーが乳児を全日の保育園に預ける際には、月600 SGDの補助金が支給される(ワーキングマザーでない場合は150 SGD)こと、幼児の場合は月300の補助金が支給されること(ワーキングマザーでない場合は150SGD)が記載されています。





また、これは母親だけでなく、父親にも当てはまりますが、下記政府のウェブサイトに記載がありますが、7歳に満たないシンガポール国籍の子を持つ場合には、年に6日のChild Care休暇が与えられます。
http://www.mom.gov.sg/employment-practices/leave/childcare-leave/eligibility-and-entitlement

日本で有休を使わなければいけない場合に比べると休みが取りやすいと思います(シンガポールに来るとそもそも日本ではなぜ有休って取りにくかったんだっけと、シンガポール人が日本人に対して抱くのと同じように思ってしまう日本人も多いと思いますが)。

で、話はここからです。シンガポールは制度がしっかりしているから、日本もそうすればいいではないか、というほど単純ではありません。制度の上で、ワーキングマザー自体もかなり頑張っています。知り合いの例を下記に紹介したいと思います。


①多国籍 消費財メーカーで働くワーキングマザー
在宅勤務制度を利用している。会社に出社するのは月一度。在宅勤務しながら、生まれて数か月の子ども面倒を見る。仕事の合間合間でミルクを与えたり、おむつを交換したり。

②多国籍 IT機器メーカーで働くワーキングマザー
子どもは幼稚園に預け、会社に出社する。営業の最前線で働いており、顧客回りも多い。子供の幼稚園は午後4時には迎えに行く必要があるため午後3時にはオフィスを出る。午後9時に子どもが寝たあと夜中の12時まで自宅で業務を行う。

本人達も相当大変だと思います。そして、これらの例から会社も在宅勤務や、フレックスタイムを認めていることもわかります。

日本では「女性の社会進出」というけれど、要は女性もこういう働き方をする覚悟があるのか、男性も自ら率先して子育てに関わり負担を折半する覚悟があるのか、例えば女性がどうしても仕事を切り上げられなければ男性が仕事を切り上げて子供を迎えに行く覚悟があるのか、会社もよりフレキシブルな働き方やそのためのインフラを提示する準備があるのか、ということです。

本当にそのような社会になったら日本の居酒屋の売り上げも半分になると思います。この間日本出張に行ったときに、一次会が終わっていい感じに酔っぱらった様子の黒いスーツを着た数十人の男性の集団がすぐに帰らず二次会に行こうかどうしようかというような雰囲気でじゃれあっていました。シンガポールに来る前の自分だったら見慣れていたはずの風景でも、シンガポールでの生活に慣れた自分としては違和感を覚えました。本当に女性の社会進出を実現しようとすると、こういう風景は見られないことになります。社会通念のようなもの自体を変えていく必要があります。

会社も、在宅勤務やフレックスは管理上問題がある、と言っているばかりでは意味がありません。在宅勤務と仕事の質・量をどうやって両立をすべきかを考えるべきです。日本企業でもシンガポールでの多国籍企業でのワーキングマザーの働き方、企業の提供している働き方やそのインフラをベンチマークし、日本に輸入するような取り組みも有効かもしれません。

Sunday, November 6, 2016

[Singapore] LINEスタンプから学ぶDeepavali

Deepavaliに関連して。久々にLINEの無料スタンプを見たらDeepavaliバージョンがアップされていました。簡単に各スタンプの説明を加えてみました。

左上から、

SHARE THE LIGHT : Deepavaliは光のお祭りで、光が闇に打ち勝つ、光が悪魔に打ち勝つ、ということを示しているようです。

HAPPY DEEPAVALI, HAPPY DIWALI : DeepavaliとDiwaliの違いについては下記記事を参照ください。
http://live-in-asia.blogspot.sg/2016/11/singapore-india-deepavalidiwali.html

DEEPAVALI VALTHUKAL : これはシンガポールのインド系移民の出身地として多い南インドのタミル語で、Happy Deepavaliという意味だそうです。

左下、
インド系、イスラム系、中華系が仲良くしている図です。シンガポールらしいですね。

右下から2番目、
HAPPY DEEPAVALIと書かれた紙にキスしています。これは調べてもわからなかったのですが、もし知っている方がいらっしゃったら教えてください。

右下、
Murukkuとは、米の粉を練ったものを押し出して麺状にして丸めて揚げたおかしです。
特にDeepavaliのシーズンによく食べられるようです。

インド系の友人がいたらぜひ使ってみてください。
180日間限定で、それ以降は使えなくなるようです。

携帯アプリなので他のビジネスに比べるとこういったローカル対応はし易いのだと思いますが、それでもいろいろ考えていますね。日本人だけでは、こういったアイデアは出てこないと思います。アルゼンチンに住んでいる知人もスペイン語のスタンプを使っていましたし、全世界のスタンプを同じイラストレーターが作っているのでしょうか。それとも各キャラクターの特徴をちゃんと定義して各地域でイラストを描いているのでしょうか。グローバル対応として学ぶ点は多そうです。

[出典]
http://www.sharmispassions.com/2011/10/murukku-thenkuzhal-murukku-diwali.html
(↑Mrukkuのレシピ)




[Singapore, India] DeepavaliとDiwaliの違い~インド系・インド人との話のネタに~

週末はインド系の休日Deepavaliでした。シンガポール在住のインド人同僚が以前、「シンガポールのDeepavaliはインド系の休日だけれど、インドでは公的な祭日がその次の日で、一日異なるのはなぜなんだ?」と言っていたのを思い出しました。また、別のインドの同僚はこの休暇のシーズンをDeepavaliとは言わず、Diwaliと言っていました。

調べてみたところ、北インドではDiwaliと呼ばれ、南インドではDeepavaliと呼ばれ、シンガポールでは南インドからのタミル系の移民が多いためにDeepavaliと呼ばれていて、南インドの習慣に従っているいることがわかりました。

休日が異なることについても、北インドではこのDiwaliに伴う一連のイベントが5日に渡って行われ、その3日目がDiwaliといわれ北インドでは休日、南インドでは北インドのDiwaliの2日目にあたる日からDeepavaliがスタートし、その初日が休日となっているようです。

ぜひインド系シンガポール人、インドの人と、休み明けの会話として、「休みはどうだった?」に繋げてこの話題を振ってみると盛り上がると思います。

[出典] 
・インドで地域により祭日が異なることについて
http://publicholidays.in/diwali-deepavali/

・DeepavaliとDiwaliの違いについて
http://www.deepavali.net/
(↑在外インド人の数についても言及あり、在シンガポールは40万人、オマーンの次に多く、フィジーが次に多いんですね。)
http://www.hindu-blog.com/2007/10/difference-between-diwali-in-north.html?m=1

Tuesday, October 4, 2016

[Singapore] シンガポール人の中国語表現を覚えよう!

シンガポールで日本人から「せっかくシンガポールに来たし中国語勉強しようと思ってるんだ」「中国語のクラスに通ってるんだ」という話をよく聞きますが、その後少しでも活用している人を見たことがありません。やはり社会人になってから新しい言語を学ぶのは相当根気がいるのだと思いますし、ましてや英語で最低限の生活ができてしまうので必要に迫られるということもないからだと思います。

それでも自分は勉強するんだ、使ってみるんだという方、特にシンガポールで中国語を通じ易くするための工夫について紹介します。第二外国語で中国語を学んだ方も多いと思いますが、シンガポールの中国語は日本の大学で第二外国語として学ぶいわゆる中国の普通話とは異なります。イントネーションや、発音が微妙に違い、また単語の言い回しも違います。日本で地域により言い回しが違うのと同じです。ニュースなどでは中国の普通話に近いイントネーションや発音で話されているので、中華系シンガポール人も理解はできるのですが、言い回しが違うと一瞬止まったり、聞き直されたりします。そのため、シンガポールでよく使われる言い回しを覚えるとよりコミュニケーションがスムーズになります。

そこで、特に中国の普通話と言い回しが違うものを紹介します。
矢印(⇔)の左側が普通話の言い回し、右側がシンガポールでの言い回しです。

自転車:自行车/Zi(4) xing(2) che(1) ⇔ 脚车 / Jiao(3) che(1) 
タクシー:出租汽车 / Chu(1) zu(1) qi(4) che(1) ⇔ 的士 / De(2) shi(4)
※中華系の人も中国語を話しているときもあまり"的士"は使わず、英語でTaxiと言っているケースが多いように感じます
じゃがいも:土豆 / Tu(3) dou(4) ⇔ 马铃薯 / Ma(3) ling(2) shu(3)
一週間:星期 / Xing(1) qi(1) ⇔ 礼拜 / Li(3) bai(4)
※普通話では月曜日、火曜日を"星期一"、"星期二"…といいますが、シンガポールでは、"礼拜一"、"礼拜二"…、それを更に略して"拜一","拜二"とも言います。
割りに合う:合算 / He(2) suan(4) ⇔ 划算 / Hua(2) suan(4)
ご飯食べた(完了形):吃了 / Chi(1) le ⇔ 吃了 / Chi(1) liao(3)
※既に食べたということを強調する場合、このようにチーリャオと発音する場合も多いです

他にもあれば今後追加していきます。
イントネーション、発音の違いについても機会があればまた書きたいと思います。

発音については、例えばシンガポールの"新加坡"の"新"ですが、中国ではシィィンと発音しますが、シンガポールではスィィンと発音する方が多いようです(個人の経験に基づく)。これは青島ビールがTsingtao Beerと書いたり、清華大学がTsinghua Universityと書くのと関係があるのかどうかはわかりません。昔の中国語の名残りなのでしょうか。

Sunday, July 31, 2016

[Singapore] これが建国記念日イベントNDPだ!~NDPを通して学ぶシンガポールのいろいろ~

8月9日はシンガポールの建国記念日のため毎年休日になります。その日はNational Day Parade(NDP)といって建国記念日を祝うイベントがあるのですが、そのNDPのプレビュー1(予行練習)を観覧する機会に恵まれたのでその様子を共有したいと思います。

NPDの当日及びプレビューについては抽選に参加してチケットを入手する形となっているのですが、その抽選の申請資格はシンガポール国民か永住権保持者しかありません。ひとり2枚まで、当日か、プレビュー1(1回目の予行演習)か、プレビュー2(2回目の予行演習)か指定したうえで申し込む形となります。シンガポール人でも当たらないことの方が多く、友人や親戚との会話で「誰々は当たった、誰々は外れた」とお互いに当選落選の状況を共有したりするようです。

そのようななか、今回は運よく知人に誘われてNDPに参加することができました。場所は昨年と異なり、ナショナルスタジアムです。以前はナショナルスタジアムでも開催されていたようですが、新しくなってから(今のナショナルスタジアムは2014年6月オープン)初めてのナショナルスタジアムでの開催とのことです。調べてみたところ、新しくなる前の最後のナショナルスタジアムでの開催は2006年、2007-2009年はMarinabay、2010年はPadangという広場、2011-2014年は The float、建国50周年の2015年はPadangとThe floatでの開催であったとのことです(2015年は記憶に新しいですね)。

MRT Circle Line のNational Stutudium駅では、中華系・マレー系・インド系の人に関わらず赤い服を着た人ばかりです。


スタジアムに入ると席がやはり赤い服を着た人で埋め尽くされています。席はブロック単位でのみ決まっていて、チケットに書いてあるブロックのなかで誘導に促されて適当に座っていきます。自分の席に着くと、おみやげのリュックが置いてあります。赤と白の席の色に合わせて赤と白の色のリュックが置かれています。下の写真は右上から時計回りに、①席に挟まれるように置かれたリュック。②リュックはビニールでできた白か赤の半透明のもの。③中にはシンガポールの国旗、SINGAPOREと書かれたマフラー、顔に貼るシール、お店などのクーポンが冊子になったもの、そしてなぜか緑色で逆に目立つ明治ハローパンダ抹茶味(ハローパンダはコアラのマーチのような明治製菓によるお菓子で、過去に日本でも販売していたがその後撤退、シンガポールでは今でも販売しているというお菓子)、PUB(シンガポール公益事業庁、水道の供給などを実施)による再生水newaterのボトル(水資源の多くを隣国マレーシアに頼ってきたシンガポールが、水の自給率を揚上げるために再生水による水資源開発を推し進めている)、ピーナッツ、パンなどが入っています。④PUBの再生水のボトルを拡大したものです。赤いシャツを着た国民が大勢書かれているのがいい感じです。※写真をクリックして拡大すると見やすいです

下の写真は右上から時計周りに、①赤いシャツの人で埋め尽くされたナショナルスタジアム。 ②皆がマフラーを掲げた状態。③左奥に見えるのが有名なKallang Wave。④軍隊などが更新するパレードの後半で国旗が観客席を駆け上るサッカーの試合のような光景。

そして司会者の人たちが登場して会場を盛り上げた後、司会者達は控室側にショーの準備状況を確認しにいきます。そこで最初に登場したのが、SOKA Associationの方(シンガポール創価学会、シンガポールでは1985年に慈善団体となった)。スカートに絵柄が付いていてそれを一枚一枚めくっていくと絵柄が変わっていくという説明をしています。知らない人も多いと思いますがSOKA Associationは毎年NDPに参加しています。

次に、今回のNDPのテーマ曲Count On Me。サビの部分の手話を映像で解説します。皆が映像を見ながら真似して練習します。二つの手をグーにして左手を胸の前でぐるっと回して右手に載せて写真のポーズをするとシンガポールという意味だそうです。


そして来賓の入場です。観客が入り切ってから来賓が順次に入場していきます。私が観覧したのはプレビューだったため、いずれもその看板を持った役の人だったのですが、下の写真で順番に①MP(Member of Parliament:国会議員)、②MOS(Minister of State:担当大臣、内閣には属さない)、③CM(Cabinet Member:大臣、内閣に属する)、④ESM(Emeritus Senior Minister:名誉上級相、初代首相リー・クワンユーと息子の第3代首相リー・シエンロンの間で第2代首相を担っていたゴー・チョクトンを指す)が入場します。役の人はなり切っている人、少し照れている人の両方がいました。


そして、右上から時計回りに①ここから国軍各部隊の入場です。②その後PUB、Sembcorp、NTUC、Singtel、Kepple等政府系機関・企業等のぼりを持った人たちが入場します。③各者が整列したのちに白い車が入場、④中から出てきたのは首相リー・シエンロン役の人です。

①次に白い車がもう一台到着。②登場したのはJoseph Yuvaraj Pillay氏、これは役の人ではなく本人です。公務員として長年勤め、その間にシンガポール航空の会長を務めたり、その後シンガポール証券取引所の会長を務めたりした人です。③軍関係者に声を掛けています。④そして車にのり、会場を一周します。シンガポールの発展に多大な貢献をした人としての扱いなのだと思います。本番ではここでトニー・タン大統領が登場するのか、本番でもJoseph氏も登場するのかは本番を見てみないとわかりません。

ショーの中までは紹介しませんが、観客が最も盛り上がりを見せたのがショーの終盤でのSOKA Associationによる家族をテーマにした絵をスカートの柄でマスゲームのように再現したものでした。その演技からシームレスにフィナーレに移り、本日出演した全員が会場に現れ冒頭のCount On Meを歌い、歌に合わせ手話をします。観客も皆手話の振り付けを必死に真似ています。下の写真、右下に少し高い位置にいる白い服を着た女性が奥のモニターに映っているのですが、Count On Meの歌とあわせ手話をしていて、間でシンガポールのバンドの53Aの演奏、国歌などもありその間も歌詞を手話でずっと表現していて、なかでも際立った存在感でした。

その振り付けは事前にYoutubeでも見ることができます。8月9日当日テレビで見られる方は事前に映像を見て練習されるとより深い楽しみ方ができると思います。


最後に国歌と、シンガポール国民の誓い(Singapore National Pledge)を斉唱して終わりになります。ステージの上は引き続き音楽も流れていてお祭りムードでしたが、観客席の人は終わりのアナウンスもまだないままバラバラと帰り始めます。これも映画館でエンドロールが流れ始めるとすぐ席を立つシンガポール人らしいですね。

ちなみに全員が起立してシンガポール国民の誓いを斉唱する姿は日本人からすると羨ましく感じます。会社でいうと、コア・バリュー、WayやCredoのように行動の基本となる指針を明文化して共有することは、実際に集団をある一定のプラスの方向に導くのに有効であると思います。そのような日がくるかはわかりませんが、日本にとってもそういったものを持っていた方が望ましいのではと思ってしまいます。

NDPはこのように実質1時間半くらいのイベントなのですが、外国人にとってもNDPを通してシンガポール政府の要職、要人、日本の企業や団体との関係、水・おかしの歴史、国歌・シンガポール国民の誓い、とシンガポールを形成しているいろいろなことがぎっしりと詰まっています。8月9日のシンガポールの建国記念日にシンガポールにいる方はぜひテレビでNDPをいろいろと思いを巡らしながら見て頂けるといいかと思います。

※本記事は、特定の国・団体及びその活動自体についてその良し悪しを述べることを目的としたもの、またその議論を巻き起こすことを意図したものではありません。シンガポールにおける歴史・文化に関わる事実を共有し、理解を深めることを意図しています。
※本記事は、知り得た、調べ得た情報に基づいて記載しておりますが、必ずしもいずれの間違いを含んでいないことを保証するものではありません。

Sunday, July 24, 2016

[Singapore] 東京カレンダーのシンガポール特集はSJ50だったがその後の記事は味をしめただけか

昨年のシンガポール建国50周年のSG50に引き続き、今年はSJ50だとよくウェブ上で目にすると思います。SJ50とはシンガポールと日本の外交樹立50周年のことで、またそれにあたり両国の政府観光局がそれぞれ観光を促進するための事業を行うものです。

シンガポールの政府観光局は日本人向けにSJ50の特集ページを作っています。
http://www.sj50.jp/

日本の政府観光局のウェブサイトでは両国政府観光局の活動計画が紹介されています。
http://www.jnto.go.jp/jpn/news/press_releases/pdf/20160128_press_release.pdf

内容から、日本の政府観光局はシンガポールからの観光客誘致のための活動を行い、シンガポールの政府観光局は日本からの観光客誘致のための活動を行うものであると理解できます。日本の政府観光局の取り組みは例えばJapanese Restaurant Week in Singaporeとして、シンガポールの日本料理店などで日本旅行の当たる抽選の張り紙などが掲示されていたのを記憶している方も多いと思います。シンガポールの政府観光局の取り組みは、日本のスーパーマーケットの成城石井でシンガポール料理を惣菜にしたものを販売するなどです。

成城石井での取り組みは下記にて紹介されています。
http://www.seijoishii.co.jp/whatsnew/press/desc/182

海南鶏飯、プロウン・ミー、チャー・クェイ・テォ(※ウェブサイト上の表記を引用、正式な発音はチャーオ・クァイ・ティアオだと思います)等が販売されたとのことです。シンガポール風ラクサを発売した結果、一般社団法人新日本スーパーマーケット協会主催の「お弁当・お惣菜大賞2015 麺部門」で最優秀賞を受賞し、シンガポールの政府観光局の目に留まったのがきっかけのようです。

いくつか事例を紹介しましたが、これはいずれも費用がかかるもので、当然のことながら両国の税金が使われています。日本政府観光局の取り組みは日本の税金、シンガポール政府観光局の取り組みはシンガポールの税金です。

上記の日本政府観光局のウェブサイト上ではシンガポール政府観光局の連絡先が博報堂内となっています。つまり、シンガポール政府観光局が博報堂に関連の活動を委託、博報堂がシンガポール政府観光局とともに活動のアイデア出し、実施等をしていることが伺えます。

そこで最近話題になっていた東京カレンダーのシンガポール特集「シンガポール・ラブストーリー」。記事自体は、シンガポールに旅行にきた日本人女性と現地で働く日本人男性の出会いを通じて、そのなかで様々なシンガポールの観光地やホテル、料理店等を紹介していくというものでした。これはとても話題になりました。現地在住日本人だけでなく、普段シンガポールに関わりのない日本の知人のフェイスブックなどでも言及されていたりしました。下記のようにシンガポール政府観光局のフェイスブック上でも紹介されていました。

東京カレンダー シンガポール・ラブストーリー
https://tokyo-calendar.jp/article/5751


記事の一番上の左側にPRと書いてあります。これは、この記事はスポンサーがお金を出して書かれた記事である、ことを示しているのではと考えられます。つまり、シンガポール政府観光局→博報堂→東京カレンダーの流れで業務委託がなされて、費用が東京カレンダーに支払われているものと想定されます。

問題なのはその後に出てきた同じくシンガポール特集なのですが、「シンガポール大逆転」という題で、10以上の記事が書かれています。

東京カレンダー シンガポール大逆転
https://tokyo-calendar.jp/story/3991

日本人女性がシンガポールに移住し現地のお金持ちの男性を見つけ結婚、今まで自分を見下していた人たちを逆に見下し返す、駐妻は現地のお金持ちと結婚した人や金融系の仕事をしている人と結婚した人達にくらべて最下層である、どういう人がAランクで、Bランクで、住んでいるコンドでもランクが決まる、という虚栄心だけに訴えかけるような記事です。事実誤認があったり、シンガポールの文化・食などが一切紹介されていない、シンガポールの写真も一切ないなど「シンガポール」をネタにただひたすらに虚栄心に訴えかけるような記事を書いているだけに見えます。

日本だと相手にされなくなった女性でもシンガポールで日本人の市場価値が高くちやほやされる、とシンガポールが逃げ場のような形で書かれているし(シンガポールはこんな理由で日本人に来てほしいのでしょうか?)、11番目の記事では「何よりもエリカが呆れてしまったのは、東京では明らかに市場価値が低いに違いない日本人の女たちだった。 売れない年増のモデルや、プライドばかり高いCA、明らかに恋愛目的でシンガポールに逃げるようにやってきて、金持ちを渡り歩く女たちにしょっちゅう遭遇した。」「シンガポールは確かに景気がいいかも知れないけど、言ってしまえばお金だけ。結局、東京の方がずっとずっと洗練されてると思うわ。」と、登場人物のコメントとはいえ、シンガポールを見下しているようにしか見えません。

これらのシリーズについてもSJ50でシンガポール国の税金が出ているとしたらお金の使い方として問題になるレベルだと思いますが、「シンガポール・ラブストーリー」にあったようなPRの記載はないので、そうではないのだと思います。
想定としては、「シンガポール・ラブストーリー」が成功して多くのページビューを獲得できたため、東京カレンダーが自分たちでもシンガポールをネタに記事を書いたが、品質を管理できずに結局「シンガポール・ラブストーリー」でお客さんであったはずのシンガポールのイメージさえも悪くするような記事を量産してしまったという状況なのかと思います。

ちなみに、もともと上記のシンガポールの政府観光局のSJ50の特集ページから「シンガポール・ラブストーリー」へのリンクが貼ってあったのですが、今はなくなっています。

その国へのリスペクトがあるかどうかはその文章を読めばすぐにわかってしまいます。今後について敢えて言うならば、そこに最大限気を遣いながら、本当に読者がシンガポールに行きたくなるような文章、シンガポールの人が日本の人に読んでもらいたいと思うような文章を書くことが大事だと思います。そうでなく、ページビュー稼ぎのためだけにシンガポールを引き合いに出すことはシンガポール人、シンガポールが本当に好きで住んでいる人、志を持って移住した人に失礼です。

Saturday, April 30, 2016

[Singapore] 日本人ビジネスマンが野暮ったく見える理由

ここシンガポールではオフィス街で日本人ビジネスマンを見るとすぐに日本人であると気づきます。もちろん顔もありますが、顔以外の要素の方が大きいのではないかと思っています。よく、シンガポールでジャケットにネクタイをしているのは日本人だけだなどという人もいますが、オフィスビルなどでは日本人に関わらず営業担当者がスーツ・ネクタイをカチッと身に着けてお客さんのオフィスを訪問しているのを見ることも多いです。そのため、スーツ・ネクタイを身に着けているということ以外の要素で日本人だとわかるものについて考えてみました。また、いい意味で目立つ分にはいいのですが、日本人は野暮ったい印象を受けます。野暮ったく見える理由についても考えてみました。

1.スーツ
シンガポール人は体にフィットしたスーツを着ているが、日本人は体よりひとまわり大きなスーツを着ている。日本から出張できたであろう人は少し厚手の生地のスーツを着ていることもある。

2.ワイシャツ
シンガポール人は体にフィットしたワイシャツを着ているが、日本人は体よりひとまわり大きなワイシャツを着ている。私も最近はこちらで購入した胴回りが絞られたワイシャツを着ているが、体のラインがスリムに見えてよい、逆に日本で買ったワイシャツが少し野暮ったく見えるようになってきた。

2.髪型
日本人ビジネスマンは髪が長く、耳にかかっている。また髪の質感ももさっとしている。一方シンガポール人は短く刈っていて、刈った断面が見えることでさわやかな印象を醸し出している。また髪型もまとまっている。これには二つの理由があると思っていて、①シンガポール人のほうがより短サイクルで髪を切っている。ちょうど月一回くらいではないか。②シンガポール人は整髪料はジェルを使い固めてしまっている。日本人は若い人はワックスを使っている人も多いと思うがシンガポールは湿気が高いため、もさっとし易い。先日初めて日本人の美容師に髪を切ってもらったときにも聞いたが、やはり湿気の高いシンガポールでは毎月髪を切る、ジェルを使い固めてしまうことが清潔感を保つうえで効果的だそうだ。

郷に入っては郷に従え、をポリシーにしている人は、ぜひ日本とは違ったシンガポール流の身だしなみの整え方をしてみてください。

ただ、鞄についてはシンガポールや欧米のビジネスマンではリュックを背負っている人も多いですが、ここだけは日本のビジネスマンのように普通のブリーフケースの方がしっかりした印象を与えていいのではと個人的には思っています。

[Singapore] 結婚後の現地採用挑戦は管理職か共働き

日本人が日本から現地採用としてシンガポールで働き始めるタイミングとして適したライフステージはいつ頃なのか、ということについて考えてみたところ、表題のような結論にいきつきました。各ライフステージにおける現地採用としての働き出しやすさは下記の通りです。

1.20代前半、新卒 ⇒ △
経験がほぼない状態でシンガポールに来るとなると、そもそも自身が英語圏で大学を卒業していない限り、現地の大学を卒業した人等に比べて英語でのコミュニケーションで不利ですし、それを克服できるだけの価値を提供できる独自の経験・能力などもない状態のため、採用されることのハードルはかなり高いと思います。日本企業であれば、日本語ができることがアドバンテージになることから採用しようとしてくれるところもあるかも知れませんが、相対的に給与水準の低い日本企業且つ、新卒レベルの給与であればそもそも外国人に対してビザが下りないリスクもあると思います。人材紹介会社の人も言っていましたがやはりここ最近エンプロイメントパス(就労ビザ)の下りる賃金水準がかなり上がってきているようです。日本でも新卒の基準を緩和する会社も増えていますので、まずはシンガポールでの就職・会社での生き残りに挑戦してみて、難しそうなら改めて新卒数年以内に日本で新卒として認めてもらえる会社にチャレンジというもありだと思います。日本で日本企業で新卒として就職する場合には研修なども整っていることが多く、最初のキャリアを日本の日本企業とするのは悪いことではないと思っています。

2.20代後半、扶養家族なし ⇒ ○
20代後半では、自身の仕事の経験値は会社で存分にパフォーマンスを発揮するのに十分とは言えませんが、①営業、物流等各種特定機能に関する業務経験があり、②それを日本での日々の業務のなかで体系的に整理・習得する努力をしており、③新たな取り扱い商品や環境が異なっても短期でキャッチアップする強さがあれば、与えられた役割をこなし、且つ慣れてきたら部下の育成も行えたりと自身の存在価値を発揮することは可能だと思います。シンガポールでの勤務開始直後は語学力や経験が十分でないことから給与水準が低いことも考えられますが、未婚のため給与により支えなくてはならないのは自分自身一人のみの生活のため、エンプロイメントパスさえ下りれば給与の低さをカバーして生活することも可能です。住居費についても、他の人と一つの住居を部屋単位でシェアすることで、1,000SGD程度に抑えることが可能です。

3.20代後半、扶養家族あり ⇒ △
ところが、配偶者(専業主婦(夫))や子ども等、扶養家族ありの場合となると、話は別です。給与により支えなくてはならないのが自分一人ではなく、家族全員となるため、給与の低さが生活可能かどうかに直結してしまいます。家族構成として、配偶者が専業主婦(夫)で、子ども(乳児)が1人とすると、一番下に記載しているように生活費+一部貯蓄としても、計5,000SGD/月程度はかかってしまいますので、仮に月給5,000SGD程度もらえたとしても(これも簡単ではありません)、家計がギリギリの状態になってしまいますし、小さい子どもがいるなかで家計がギリギリというのは予想外出費があったときに生活が維持できないリスクを伴います。シンガポールで新たな生活を始めるための引っ越し代や家具を買いそろえたりと初期費用も様々かかります。そういったリスク対応、初期費用を考えると既にある程度の貯蓄があること、また月給も5,000SGD以上、且つできるだけ多めの水準で初めて検討可能になるかと思います。

そうでなければ、配偶者もシンガポールで働き、子どもは保育園に入れることで配偶者の給与も生活費として貢献しますが、海外就職に付いてきた配偶者側が海外での子育てと就職を両立するとなるとこれはこれでかなりチャレンジングだとは思います。配偶者自身も海外現地採用を志向している本人同様、海外で自分を試す覚悟がもともとあるくらいがいいのではと思います。実際日本人で夫婦で現地採用、子育てをしている人もいます。

4.30代前半~(既婚、未婚関わらず) ⇒ ○ ※管理職として
30代前半となると、その人自身の経験によりますが、業界・機能についての知識が豊富になってきます。営業の場合は個別の顧客企業、調達の場合はサプライヤーの会社自体についての理解も深まってきます。そうすると、それを足掛かりにシンガポールでの職を見つけることもし易くなると思います(グローバルに展開する顧客やサプライヤーの場合)。また、日本で数人の部下のマネジメント経験があれば、それを活かしシンガポールでも部下の管理・育成も可能であると思います。管理職レベルのポジションであればその給料で配偶者と子ども1人くらいの生活費は賄えると思います。子どもがそれ以上いる場合や、より高い生活水準を指向する場合にはさらなるキャリアアップが必要です。

上記から、未婚であれば20代後半がチャンスです。家族を持っておりその生活を一人の賃金で支える場合には30代前半~(管理職レベルのポジション)です。いずれにしても日頃から業務内容・考え方を整理しておき、それを活用し場所や取り扱い商品等が異なってもいち早くキャッチアップできることが必要です。既婚且つ管理職レベルが難しい場合は生活維持のために現地での共働きが必要です。それはシンガポールでは共働きが主流であることからも納得がいきます。現地採用への挑戦を考えられている方は自身のライフステージや、現地採用された場合のポジション、配偶者の現地での就職意向等も含めて、そのうえで意思決定されるのが望ましいと思います。

- 小さな子どもがいる場合の家族あたり毎月発生費用:4,800SGD
以下、その内訳

住居費:2,500SGD
※HDBの一つの住居を借りる場合。さすがに家族で間借りはしない想定。こちらで複数かい家探しをしたことのある人に聞いたところ、探せば2,000SGDくらいもあるようですが、市中心部からかなり離れたところかつ湿気が高かったりと、子ども連れということを考えると2,500SGD以上はケチらない方がいいようです

保育園:1,600SGD
※配偶者が専業主婦(夫)の場合は発生せず働きの場合に発生、そのため全日(週5日、一日中)を想定

食費:900SGD
※1回4SGD/人 * 3回/日 * 30日 * 2.5人(子どもは0.5人と換算)

水道光熱費:150SGD

電話+インターネット:150SGD
※携帯電話月50SGD * 2人、及びインターネット契約50SGDと想定
※会社やプランによって様々ですが、ざっくりの計算

お小遣い:600SGD
※夫婦それぞれ300SGDずつと想定
※外食する場合はここから拠出すると想定

貯蓄:500SGD

他にMRT、タクシー等交通費が発生
※小さい子どもがいる場合には必要に応じタクシーを月数回使えた方が楽です

また初期費用として、家具一式+日本からの引っ越し代として、5,000SGD程度は見ておいた方がいいと思います。※もし大幅に実情と異なりそうな箇所があればご指摘頂ければ幸いです

Sunday, February 28, 2016

[Singapore] Lee Khoon Choy(リー・クーンチョイ)氏とは

週末ニュースで2/27にLee Khoon Choy(リー・クーンチョイ)氏が92歳で亡くなったと報道されていたのを見た方もいると思います。ちょうどその方の著書を読んだばかりでした。

南洋華人 国を求めて / リー・クーンチョイ


リー・クーンチョイ氏とは与党の人民行動党の議員であった人で、故リー・クワンユー元首相とともに創成期のシンガポールを形作った人です。日本・韓国・インドネシア等8カ国の大使を務め、日本やインドネシアに関する著書も出しています。

昨年91歳で亡くなった故リー・クワンユー元首相が1923年9月生まれ、リー・クンチョイ氏は1924年1月生まれと、ほぼ同時期を生きています。

マレーシアのバターワースで事業家の家に生まれ、兄弟は英語教育を受け英国に忠誠心を持ち、自身は中国語教育を受け自分は中国人だと考える、という家族内でも教育環境により異なったアイデンティティを持つことを経験。日本軍がマレーシア・シンガポールを占領すると日本語教師として生計を立てた。中国が国民党・共産党が主導権争いをするようになると在外華僑はどちらにつくかで分かれた。1957年マラヤ連邦が成立、1963年シンガポールを含むマレーシアが成立、1965年シンガポールが成立。1949年新中国が成立し、友人のなかには新中国の発展に寄与すると志し中国に帰ったものもいた。だが在外華僑ということで文化大革命の際に迫害され、シンガポール成立後リー・クーンチョイ氏が中国を正式訪問した際にその友人から連絡があり助けを求められた。各国の大使も歴任し、本書を通して「国」や自分のアイデンティティについて考えています。

上記のような自分の所属しているものがときどきによって変わるということは、日本で生まれ日本で育った日本人にはなかなか理解しがたいかもしれません。もちろん所属する会社や働く国が変わったりというのはありますが、属する国そのものが変わるということを経験している人は多くないと思います。特にシンガポールで暮らす日本人には興味深い内容だと思います。

彼の死に際して、現首相のリー・シエンロンもフェイスブックで、彼がインドネシア大使として、シンガポール オーチャードのマクドナルドハウスがインドネシア海兵隊員に爆破され死傷者が出た事件で、リー・クーンチョイ氏はリー・クワンユー首相を説得、リー・クワンユーは(シンガポールで死刑執行され、インドネシアでは英雄として扱われていた)その海兵隊員のインドネシアの墓を訪問、インドネシアの伝統衣装バティックを着て献花した。そのことがリー・クワンユーにスハルト大統領との関係を構築させた。と記載しています。

リー・クンチョイ氏の人となりまでは知りませんが、確たる頼れるものがない激動の世の中において生き抜き、国を作った人は尊敬に値しますし、今自分たちはそれに比べれば整った環境のなかで生きておりだからこそ、見習うべき部分もあるのではと思います。

参考資料)
CNA :
Former Senior Minister of State, PAP MP Lee Khoon Choy dies
nangokushimbunnews :
インドネシア海軍艦船の船名、シンガポールで波紋呼ぶ

Saturday, February 27, 2016

[Singapore] お年玉袋で何でも作るシンガポール人

シンガポールでは旧正月期間も終わり、生活も仕事も日常に戻りました。旧正月期間中、シンガポール人の家を訪れる機会が何度かありました。

旧正月に中華系シンガポール人の家を訪れると、日本同様にお年玉を渡し合います。あげる側・もらう側の境目は日本では成人のタイミングだと思いますが、シンガポールでは結婚したタイミングとなります。渡す金額については、シンガポール人の友人が携帯のメッセージで共有してくれた下記の写真が参考になります。中華文化圏で縁起の良いとされる8が一桁目になっています。シンガポールは毎年物価が上がっているので、こういった相場も毎年変わります。


お年玉袋は日本ではお店で購入しますが、シンガポールでは銀行などでもらいます。日本のご祝儀と同様、シンガポールのお年玉は新札が望ましいとされていて、旧正月前になると多くの人が銀行で新札に交換します。また、上記の表からもわかるように末尾の8を作るために大量の2ドル札に交換します。そのためシンガポールでは毎年かなりの数の2ドル札の新札が発行されているのではないでしょうか。お年玉袋の話に戻りますが、その際に銀行がサービスとして配ります。銀行にとっては銀行名が入ったお年玉袋が多くの人に配られるため宣伝にもなります。


銀行が大量にお年玉袋を配り、お年玉袋を銀行でもらう人も足りなくならないよう念のため多めにもらいます。銀行でない機関もお年玉袋を作って配ります。結果として感覚ですが実際に使われるお年玉袋の2倍以上が毎年作られているのではないでしょうか。銀行などが作っているお年玉袋も毎年干支のデザインを取り入れて異なったデザインにしており、余ったからといって翌年使うことはできません。結果として毎年大量に余ります。そこで誰かが考えたのが余ったお年玉袋でお正月飾りを作ってしまおう!ということです。これはシンガポールの知人宅で見つけた魚。目を描いて、尾ひれの部分はホチキスで留めています。


これは鯉でしょうか。ホチキスをうまく使って立体になっています。


これは、お金と縁起のよい8の数字を表しています。


そしてこれは台湾や東南アジアでよく店舗の軒下、住居の入口などにかかっているパイナップル型のランタン、をお年玉袋で作ったものです。力作ですね。


この力作のようなものを作ろうとすると最初からそのためにお年玉袋を確保しておかなくてはならないですね(笑)。他にもいろいろなデザインを見ました。また見かけたら紹介したいと思います。

まとめると、お年玉⇒新札・縁起のよい8を作るための2ドル札需要⇒新札交換・両替に合わせ銀行がお年玉袋を発行⇒銀行も多めにお年玉袋を発行し、もらう人も多めにもらう、銀行以外も発行⇒お年玉袋が余る、干支のデザインで翌年使えない⇒大量に余ったお年玉袋で様々な正月飾りを考案!と、中華文化の習慣、企業の動き、人々の行動のなかで文化が生み出されていることに面白味を感じます。これは一例ですが、シンガポールには様々な文化があり、日本とくらべ深みがどうだとか言うものではないと思います。文化に深みがないと感じたらそれは自分自身の行動に深みがないのだと思います。どんどん深く現地の文化・社会に入り込んでいきましょう!

Wednesday, October 28, 2015

[Singapore] 福建語を話して華人社会に深く入り込もう

シンガポールには中華系、マレー系、インド系、その他と様々な種族の人たちがおり、オフィスでは英語が共通言語として使われています。一方、それぞれ同じ種族の友人や家族との会話では中国語、マレー語、タミル語、もしくは英語で会話がなされます。

また中華系の人たちはその祖先の出身に応じて中国語の方言である福建語、潮州語、広東語、客家語、海南語を家族・親戚や地元の同じ言語グループの人たちとの会話で使用します(少なくとも私自身も福建語、潮州語、広東語が家族間で話されているのは聞いたことがあります)。

シンガポールの華人に対し、より身内に近い環境で話されるその方言を少しでも話すことで、自分たちの言語に興味を持ってくれる珍しい外国人だと興味を持ってくれるのではと思います。純粋にそういったコミュニケーションは双方にとって楽しいものですし、ビジネスの場においても業務内容・英語でのコミュニケーションはちゃんとしたうえで、タイミングをみてこういったコミュニケーションも加えられればビジネスの相手のこちら側への精神的な距離もぐっと縮まるのではと思います。シンガポールには日本人も多いので、個人としてしっかり覚えてもらうには「こんな珍しい日本人がいたよ」と相手が話題にしてもらえるような、日本人のなかでの差別化も必要なのではと思います(それが別に福建語でなくてもいいと思いますが、何か考えてみてもいいと思います)。

また福建系の人は華人のなかでも最も多く、福建語の表現がそのままシングリッシュになっているものも多いため、シングリッシュの理解にも繋がることから一石二鳥の言語だと思います 笑。

自己流ですが、発音を下記に記しましたので、ぜひ使ってみてください。発音・声調(括弧の中の数字)は中国語(普通話、マンダリン)のピンイン・声調をベースにして表記しています。普通話の発音にはないものは、日本語のローマ字の発音で発音してください。声調も参考にすればかなり通じると思っていますので、自身を持って言い切ってみてください!

あなたは何人(なにじん)ですか?
⇒ 你是什么人?/ Ni(1) Xi(3) Xi(2) Mi(1) Lan(2)? / にー(1) し(3) し(2) み(1) らん(2)?

私は日本人です
⇒ 我是日本人 / Wa(1) Xi(3) Ji(3) Pun(1) Lan(2) / わー(1) し(3) じっ(3) ぷん(1) らん(2)

私は中国人です
⇒ 我是中国人 / Wa(1) Xi(3) Diong(1) Kuk(3) Lan(2) / わー(1) し(3) でぃおん(1) ぐっ(3) らん(2)

私は学生です
⇒ 我是学生 / Wa(1) Xi(3) Hak(1) Seng(3) / わー(1) し(3) はっ(1) せん(3)

大丈夫
⇒ 不要紧 / Bo(2) Yag(1) Gin(3) / ぼ(2) やっ(1) ぎん(3)

水を飲む
⇒ 饮水 / Lim(3) Zui(4) / りむ(3) ずい(4)

水を飲みますか?
⇒ 爱饮水莫? / Ai(1) Lim(3) Zui(4) Mai(2) ? / あい(1) りむ(3) ずい(4) まい(2)?

お酒を飲む
⇒ 饮酒 / Lim(3) Jiu(4) / りむ(3) じぅ(4)

お酒を飲みますか?
⇒ 爱饮酒莫? / Ai(1) Lim(3) Jiu(4) Mai(2) ? / 
あい(1) りむ(3) じぅ(4) まい(2)?

はい
⇒ 爱 /Ai(1) / あい(1)

いいえ
⇒ 莫 / Mai(4) / まい(4)

ある
⇒ 有/ Wu(1) / うー(1)

ない
⇒ 无 / Bo(2) / ぼー(2)

わからない
⇒ Mm(3) Zai(1) / むぅー(3) ざい(1)

仕方ない
⇒ 无变 / Bo(2) Bian(1) / ぼー(2) びえん(1)

ボーピア ※クレープのような生地に豚肉や野菜、ニンニク等を乗せ、巻いて
食べる福建料理
⇒ 薄饼 / Bo(2) Pia(1) / ぼー(2) ぴあ(1)

ゴーヒャン ※豚肉を湯葉で巻いて揚げた福建料理
⇒ 五香 / Ngo(2) Hiang(1) / んごー(2) ひぃあん(1)

アングーグエ ※お祝い事の際に食べる赤い色をした亀の甲羅の模様がついた餅
⇒ 红龟糕 / Ang(3) Gu(1) Gue(1) / あん(3) ぐー(1) ぐえ(1)

エアコンをつける
⇒ 开冷气 / Kui(1) Leng(3) Ki(4) / くい(1) れん(3) きー(4)

Monday, October 12, 2015

[Singapore] 東京のシンガポール料理店発展史

近年東京でシンガポール料理店が増えており、今までウォッチしてきたいくつかを含めどれくらいあるのだろうと調べてみたら思いのほか多くありました。それらをオープンの時期ごとにまとめてみたところ、シンガポールから満を持して進出したお店を含め競争が激化していることがわかります。今後シンガポール料理が飽きられてしまうのか、タイ料理のように定着していくのかはわかりませんが、単なる流行に乗ってお店を出すのではなくシンガポール料理に拘りを持ち、その魅力を伝えるお店が日本・東京でのシンガポール料理を引っ張っていってもらえればいいなと思っています。

☆黎明期(2000~2004年)
→チキンライスといえばケチャップライスだった時代、2000年に夢飯(むーはん)が開業。その3年後に海南鶏飯食堂が六本木ヒルズの近くに開業、六本木ヒルズの盛り上がりとともにじわじわと海南鶏飯(海南チキンライス)が知られるようになる。

[夢飯(むーはん)]
http://mu-hang.sakura.ne.jp/
まさかシンガポールがブームになるだろうとは誰も思わなかった時代、チキンライスといえばケチャップライスだった時代、2000年に海南チキンライスの専門店として西荻窪にオープンします。その後西新橋にも出店。海南鶏飯の鶏はゆで鶏と、揚げ鶏と両方。毎月5、10、15、20、25、30日はジャスミンライスの日とのことで、毎日ジャスミンライス(タイの高級香り米)ではないようですが、料理はどれも丁寧に作られています。何度か西荻窪店に行きましたが、店舗内も家具や照明が温かい雰囲気を出していて落ち着きます。

[海南鶏飯食堂(ハイナンジーファンしょくどう)]
http://www.route9g.com/
2003年5月に六本木ヒルズの裏手に麻布店をオープン。アメリカの料理学校で出会った二人が経営者となり立ち上げました。六本木ヒルズ自体が2003年4月開業のため、いいタイミングでオープンしています。雑誌などでも多く取り上げられ店が一躍有名になるとともに、その後恵比寿店を立ち上げたあたりから東京でシンガポール料理屋が急に増え、テレビでもシンガポール特集が組まれるようになったりと、東京・日本でのシンガポール・シンガポール料理の認知度向上に大きな影響を与えたたと言えます。六本木のミッドタウンの近くにもお店があります。

オーナーシェフ(経営者の一人)は、シンガポール料理に関する様々な考察をブログにて発信しています(→http://singaporecooking.blogspot.sg/)。また長年研究してきたシンガポール料理のレシピをまとめた海南鶏飯食堂クックブックという本を2006年に出版しています。シンガポール料理自体への強い思いを持って営業していることが伺えます。店員の方が料理を運んでくる時にも食べ方や、シンガポールではどうやって食べられているかなど丁寧に説明してくれたりします。お皿もすぐ下げずに「このブラックペッパーソースをご飯やロティと一緒に食べるとおいしいんですよ」と勧める等、料理を楽しんでもらいたい気持ちが感じられます。定期的にシンガポールに研究に出向き、それを踏まえてメニューも時々入れ替わるので、それも楽しめます。

☆成長期(第一次、2005年~2010年)
→恵比寿では海南鶏飯食堂に加え2店がオープンし3店が集中、局地的に競合激化。機が熟したとみたか、シンガポールから大手シーフードレストランが進出。一方で、カヤトーストのお店もできたものの閉店となる。

[シンガポール海南鶏飯(シンガポール ハイナンチーファン)]
http://www.hainanchifan.com/
2005年に水道橋にオープン。元々台南担仔麺(※台南ターミー、新宿にある同名のお店とは別系列)というお店を出していた台湾資本と思われる会社が後にシンガポール料理も手がけました。タイミング的にも店名も海南鶏飯食堂を(横目で)意識したと思われますが、私のまわりで混同してしているひともいました。その後恵比寿店ガーデンプレイス、汐留シティーセンター、赤坂サカス、三越前の日本橋三井タワー(2014年)と勢いよく、且つ好立地(賃料も高そうな場所)で出店(恵比寿店は閉店)。台湾にも出店しているようです。シンガポール大使館ご用達を売り文句にしており、シンガポール大使館のイベント向けのケータリングも行っているようです。

[エビス新東記(エビス シントンキー)]
http://www.sintongkee.jp/
2005年10月に恵比寿のJR西口駅近くにオープン。シンガポール人のオーナーだというのが他店に比べて特徴的で、オーナーの方はおじいさんが70年前に中国海南島からシンガポールに渡ったとのことで、海南系のシンガポーリアンのようです。2006年にシンガポール政府観光局から第1号認定シンガポール料理店の称号を受けたとのこと。2011年6月に神楽坂店をオープンさせていますが、2013年末に閉店。マーライオンの模様がついた鉄製の冷やされたジョッキで出てくるマーライオンビールが特徴的です。恵比寿店には何度か行っていますが、家庭的な雰囲気と、お店の方も自然な感じで話しかけてきてくれ、気持ちよく過ごせます。

[菓椰トーストカフェ]※閉店
2005年頃に横浜・関内にオープン。卵、ココナッツミルク、パンダンリーフ、砂糖で作られたカヤジャムをトーストにつけて食べる、カヤトースト専門店。2006年に閉店してしまったようです。

[ヤクン・カヤ・トースト] ※閉店
2006年10月にららぽーと豊洲にオープン。その名のとおり同名のシンガポールのカヤトーストの有名なお店が日本に進出。運営はタイレストラン「コカ」を日本で展開しているマルハレストランシステム、だとのこと。2012年頃に閉店してしまったようです。

→カヤトーストメインでは店舗を維持できるほどの売り上げにはならなかったか。カヤトーストだけでは飽きられてしまったか、今後カヤトースト専門店を出す場合には難易度が高そうです。

[ファイブスター・カフェ(五星鶏飯)]
http://www.golden-dining.com/fivestar.html
2007年6月に中目黒にオープン。タイ・ベトナム料理をベースにしたパクチー料理専門店、PHAKCHI BAR等を持つゴールデンダイニンググループが運営しています。海南鶏飯、バークーテーが売りのようです。築45年の町工場を改装したお店とのことで、雰囲気は良さそうです。

[カフェ・シンガプーラ 海南鶏飯]
http://www.golden-dining.com/singapura.html
2008年4月に六本木ヒルズ近くにオープン。海南鶏飯食堂からも近く、ファイブスターカフェと同じゴールデンダイニングという会社が運営しています。以前はゴールデンバーニングというエスニック料理屋でしたが、系列のファイブスター・カフェが軌道に乗ったためか、シンガポール料理店に業態転換。そのため作り方・味等はファイブスター・カフェと近いと思われます。

[シンガポール シーフードリパブリック]
http://singaporeseafood.jp/
2008年4月に品川駅前にオープン。シンガポールのジャンボ、パームビーチ、インターナショナル、トンロックの4つのレストランが共同で展開したものだそうです。運営しているのは博多ラーメン由丸なども運営する株式会社 M・R・S。「シンガポール政府公認レストランが日本進出した」と謳っており、新東記の認定シンガポール料理店とは違うのかもしれません。品川駅前という好立地にも拘わらず単独で大きな店舗を構えています。住所はホテルパシフィック東京となっており、京急電鉄のグループ会社、ホテル京急の敷地内に建てられている模様。建物もラッフルズホテルに代表されるブリティッシュ・コロニアル様式を採用、外壁サッシや内装デザインも工夫し建物全体でシンガポールらしさを表現している、とのことで建物からこだわったことが伺えます。蟹を初めとしたシーフードを前面に出しているところがこれまでのシンガポール料理店との違いで、マッドクラブを使ったチリクラブが名物料理。ベトナム、インド、フィリピンなどから生きたままマッドクラブを空輸する独自のルートを開拓、現在は週2便の頻度で空輸しているそうです。シンガポールのジャンボなどと同じようにチリクラブを揚げ饅頭(揚げた蒸しパン)と一緒に食べたり、チリクラブだけでなく本場と同じようにブラックペッパー、カレー、ソルトペッパー等様々な味のマッドクラブが楽しめるようです。銀座マロニエゲート(2008年12月オープン)、大阪梅田(2011年3月)、五反田アトレ(2013年6月、店名はシンガポールシーフードリパブリックジュニア)にも店舗があります。

☆成長期(第二次、2011年~2014年)
→更に継続して海南鶏飯を前面に出したお店が相次いで出店し東京全体で競争が激化。
同時に"シンガポール料理"でなく点心をメインとしたお店、パライダイスダイナシティが出店。

[MR.CHICKEN鶏飯店]
http://www.mrchicken.jp/index.html
2011年6月に移動販売を開始。2012年7月に原宿に店舗をオープン、その後2014年6月に北品川に移転しています。席数は10席と比較的小規模。メニューはチキンライスがゆで鶏と揚げ鶏の2種類以外に、タイのガパオライス、マレーシアチキンカレー、ベトナムのフォーもあるようです。シンガポールのホーカーセンターのような赤いプラスチックの皿に盛られて出てくるのが特徴です。車での移動販売は今も行っているようです。

[海南鶏飯(ハイナンジーハン)] ※閉店
http://tabelog.com/aichi/A2301/A230102/23043784/
東京ではないですが、2012年に名古屋にできたお店。食べログでは2012年1月オープン、最後の口コミは2012年7月、現在では閉店となっています。海南鶏飯食堂(ハイナンジーファンしょくどう)と店名、店名の字体、海南鶏飯食堂麻布店と門構え、白い壁、黒い窓枠等各所が酷似していました。東京でチキンライスが流行ってるのを見て似たものを作れば売れると考えたのか、そう考えた人がプロデュースしたのか、結果として味や思い入れがついて来なかったのだと思います。

[パラダイス ダイナシティ]
http://www.paradisedynasty.jp/
2013年6月、有楽町と銀座の間あたりの場所にパラダイス ダイナシティ銀座店としてオープンしたカジュアル中華レストラン。海南鶏飯を中心としたこれまでのシンガポール料理やシーフードとも異なり点心がメインのお店です。日本の会社がシンガポールの飲食店グループ、PARADISE GROUP PTE LTDと営業ライセンス契約をし開業。8色の小籠包が売りのシンガポール発の中華料理店で、8食の小籠包はそれぞれオリジナル、高麗人参、フォアグラ、チーズ、黒トリュフ、ガーリック、蟹の卵、麻辣味。シンガポールが本店で、日本以外にもタイのバンコク等に店舗があるようです。

[シンガポールコピティアム]
http://r.gnavi.co.jp/bjguc7z00000/
2013年7月八丁堀にオープン。シンガポール&ペナン料理専門店だそうです。コピティアムとはシンガポールやマレーシアでコーヒーショップのことですが、シンガポールではフードコートのようにお店が集まった場所もコピティアムと呼んだりもします。以前はシンガポールシーフードエンポーリアムというお名前で新橋で営業していたとのことです。ぐるなびによると、バークーテーは「八角、丁子、桂枝など16種類のハーブと約2kgのニンニクを2時間じっくり煮込みエキスを抽出。漢方とニンニクを取り出したあと、豚のスペアリブを入れさらに3時間煮込む。」とのことで、バークーテーには相当こだわっている様子。16種類のハーブとのことなので福建風の薬膳スープのバークーテーだと思いますが、一度食べてみたいです。

[CHICKEN RICE TOKYO]
http://food-dig.com/
2013年11月に青山にオープン。マリーナベイサンズ等日本ではちょっとおしゃれなイメージがあるシンガポールですが、そんなイメージを好みそうな客層のいそうな場所、かつ既にシンガポール料理店がない場所、ということで場所選びはよかったのではないかと思います。メニューは海南鶏飯、ラクサ、肉骨茶など定番ですが、お茶漬けやスパゲティがあるなど、必ずしもシンガポール料理だけではないようです。

[松記鶏飯]
http://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13160030/
2013年9月に小川町(神田)にオープン。お店の方は休みがある度にシンガポールや、多くのシンガポール料理の起源ともなっているマレーシアのペナン島などに料理研究に出向いているそうで、シンガポール料理にとても詳しいです。お勧めの料理などいろいろと教えてくれましたし、他のお客さんとも話が弾んでいるようでした。このページ(→https://tokyo-calendar.jp/ja/article/3861?page=3)では、Kway Chap(クワイチャップ)が紹介されています。シンガポールのホーカーセンターでよく見られ、豚肉、モツ、油揚げ、ゆで卵などが入っているスタミナがつきそうな食べ物で私も好きな料理のうちのひとつなのですが、モツが入っていたりと日本でのきれいなシンガポールのイメージと異なるこの料理を日本で出すお店はさすがにないだろうと思っていたところこのメニューの存在を知り、また行って試してみたいと思いました。昨今シンガポール料理イコールあたかも海南鶏飯、ラクサ、バークーテーである、といったお店が増えるなか、こだわりを持っておいしいものを探し出し、より魅力を感じてほしいとの意図が感じられます。海南鶏飯食堂と同じように、研究を踏まえメニューの追加・入れ替えを行っているようですので、再訪して新メニューを楽しむこともできます。


☆成長期(第三次、2015年~ ※もしくは成熟期?)
→東京におけるシンガポール料理店の盛り上がりを受けてか、シンガポールからTCCと威南記が日本に展開。いずれもきれいなシンガポールのイメージの店舗。威南記はフランチャイズでの全国展開を狙う。

[TCC]
http://www.tccjapan.net/
シンガポールのカフェチェーン。シンガポールではカフェであり、食事もできるお店。日本ではプロントが同じような形態ですが、TCCの方がより明るい雰囲気で若い女性がおしゃべりを楽しむようなお店です。そのTCCが日本進出、2015年2月に銀座にオープン。ウェブサイト上では「シンガポールで人気のハイエンドカジュアルなレストラン」と謳われていますが、シンガポールで何度か利用したところでは「シンガポールに多くあるカジュアルで明るい雰囲気の食事もできるカフェ」という表現がしっくりきます。シンガポールから来たということで、シンガポールでは置いていない海南鶏飯もあるようです。食べたことはありませんが、出す以上は海南鶏飯もこだわって欲しいです。

[威南記(Wee Nam Kee、ウィーナムキー)]
http://weenamkee.jp/
シンガポールで有名な海南鶏飯屋さん。2015年7月に田町にオープン、続いて2015年9月に銀座店がオープンしました。立て続けにオープンしており、当初から複数店舗並行して準備をしていたと思われます。シンガポールのお店では海南鶏飯がメインで、メニューはその他いろいろあるものの注文の大部分が海南鶏飯と小松菜(※中国語で油菜)のオイスターソース炒めなのではないかと思います。一方、日本ではランチメニューにラクサがあり、シンガポール料理といえばラクサもあるよな、という日本のお客さんに対応しているのだと思います。日経トレンディの記事によると「シンガポール観光局のウェブサイトでも紹介されており、政府高官やセレブの間でも人気が高い。」となっていますが、シンガポールのお店は味はおいしいがお店そのものは大衆食堂で、別の人のブログでも「シンガポールのセレブが魅了されるチキンライス 「威南記」が日本初出店のプレオープンに伺いました。」と書かれていたり、なんだかもともとのイメージとだいぶかけ離れてしまったなぁという感じです。田町、銀座とも本国のお店からは想像もできないような洒落た店内。シンガポールの本店にも行ってみたい!と実際に行ってみたらあまりの雰囲気の違いにショックを受けるのではなかろうか、と思います(味はおいしいです)。威南記と日本でのフランチャイズ契約を結びモデル店をプロデュースしたのはバルニバービ(大阪市)という会社とのこと。更に東京都におけるマスターフランチャイズ契約を締結したのは、経営の多角化を進めている大手住宅設備総合商社の小泉(杉並区)だ、とのこと。つまり、日本での経営権を持ちレストランのプロデュースをする会社が、更に日本で地域ごとにフランチャイジーと契約する形式のようです。ウェブサイト上でも「威南記海南鶏飯では、東京都を除く日本全国においてフランチャイズ加盟企業を募集しております。」と書かれており、威南記で全国展開を狙っていることが伺えます。個人的にはシンガポールのNOVENAの今の場所に移転する前にあった店の前が開けっ放しでクーラーもなく大型の扇風機だけがガンガン回っているお店で海南鶏飯をかき込むのが東南アジアっぽくて好きだったのですが、そんなお店を無理に海外に引っ張り出して、且つ日本人の思うきれいなシンガポールのイメージに合わせてお店もガラッと変えてしまった感じでちょっと寂しいですね。日本の威南記は行ったことがないですが、シンガポールのお店はご飯に効いている鶏のだしと生姜がさわやかな風味で、更にテーブルの上の容器から好きなだけ取れる生姜ソースが鶏肉とマッチしておいしいです。

[五星 海南鶏飯]
http://tabelog.com/tokyo/A1308/A130803/13185413/
2015年8月に半蔵門にオープン。名前がファイブスターカフェに似ているが、ファイブスターカフェを運営するゴールデンダイニングのウェブサイトを見ても書いておらず関係ないのだと思います。

個人的にどこがおすすめかと聞かれれば、味・雰囲気から夢飯、海南鶏飯食堂、エビス新東記、松記鶏飯(※オープン順に記載)がおすすめです。味・雰囲気ともに温かみ・深みがあるというか、そういった意味で好きなお店です。海南鶏飯食堂、松記鶏飯ではシンガポール料理への拘りも強く、お店の人とのシンガポール料理談義も楽しめると思います。

Sunday, May 24, 2015

[Singapore] 建国50年記念LINEスタンプから学ぶシンガポール文化

LINEはシンガポールの地下鉄の駅などで広告を目にしたりと、シンガポールでも普及に相当力を入れていることが伺えます。先日、シンガポールの携帯電話でダウンロードできるLINEのスタンプに、シンガポール建国50年記念の無料スタンプが登場しました。ひとつひとつ見てみると、かなりシンガポールの文化について研究したか、シンガポール拠点のスタッフとうまく連携するかして作った印象を受けました。シンガポールの文化が凝縮されたものになっていて、せっかくなので下記に紹介したいと思います。左上から右の方向に(1)~(4)、次の列は(5)~(8)、…としています。




(1)プロポーズ。女性はまず「どんな大きさのダイヤの指輪がもらえるのかしら」と考え、男性は「これでようやくHDB(住宅開発庁HDBが供給する公団住宅)が買える!」と考えます。HDBは政府補助が出ており安価に購入できるようになっているのですが、結婚しないと購入できないためです。※世帯所得が一定以上だと購入できず、不動産開発業者から物件を購入することになります。またHDBは結婚していない場合でも35歳になると中古のものが買えるようになります。

(2)後ろに見えるのはマーライオン。

(3)席取り。CHOPE : 英語のChopから。シンガポールでは、フードコートやホーカーセンターで席を取るとき、ポケットティッシュなど盗まれてもよいものをテーブルに置きます(日本のように鞄を置くことは絶対にしません)。英語のChop (= ハンコを押す ※アジア特有の用法?)のように、ティッシュ等を置くこと、それにより席にマーキングする意味で、この言葉が使われるようになったと思われます。人に取られる前に取らなくてはならないため、勢いでティッシュが舞っています。

(4)週末。週末はイーストコーストパークで自転車を借りてサイクリングを楽しむ人も多いです。

(5)後ろに見えるのはマリナベイサンズ。

(6)「向かっているところだよ」。OTW : On The Way = 向かっている途中の略。後ろの標識に見えるのはERP :Electronic Road Pricingの略で、日本でいうETCの意味です。つまり高速道路で(=急いで)向かっているということでしょうか。

(7)「今夜ご飯一緒にどう?」。イメージしているのはチリクラブ。

(8)「夕食一緒にどう?」左側は南インド出身者がマレーシアに持ち込んだRoti Canai(ロテイチャナイ)。ぐるぐる回しながら遠心力で薄く伸ばします。更には空中に投げたりします。右側はTeh Tarik(テータリック)と呼ばれる両手をいっぱいに離して注ぐコンデンスミルクの入った紅茶。不思議と紅茶が下に構えた入れ物やグラスに吸い込まれていきます。そうすることで、泡立ちがよく、またリッチな味わいになるそうです。それを一緒に注文するのが定番です。マレーシアでは、どちらも職人による大会があるそうです。味わっておいしい、見ておいしい料理ですね。

(9)「気持ちいい!」。SHIOK : パンジャブ語(インドとパキスタンにまたがるパンジャブ地方の言葉)が語源となった(らしい)、おいしいものを食べたときや贅沢な体験をしたときなどに、満足した!たまらない!気持ちいい!と言いたいときに使う言葉。一言だと爽快!でしょうか。実際に中華系シンガポール人は、中国語で同様の意味の「爽(Shuang3 ※3は三声)」と同じ感覚で使っているようです。ドリアンは日本人からすると濃厚すぎるくらいの味・食感ですが、東南アジアでは好きな人は多いです。アルコールと一緒に摂取するとおなかの中で発酵が進むため危険です。

(10)行列に並んでいます。シンガポールでは、ATMや人気のカフェ、ホーカーセンターの人気のお店では待っている人が行列になっているのをよく見かけます。シンガポール人は、「日本ではなぜ行列してまで食事をするんだ」と言いますが、シンガポール人も並ぶときは並んでいます。行列は米式英語では、Lineですが、英式英語ではQueueになります。タクシーに並ぶための場所には、略して「Taxi Q」と書かれた標識が掲げられていることがあります。

(11)「上官、承知しました!」。シンガポール国民の男性には兵役があります。

(12)「乾杯!」。結婚式等のお祝いごとなどで使います。Yum Sengと書いてありますが、シングリッシュについて書いたウェブサイト等を見るとYam Sengと書かれているものも多いです。広東語の「飲勝」が由来だと言われています。成功のために乾杯!という意味でしょうか。グラスを片手に、Yaaaaaaaaaaaaと息が切れるまで大声を出し、息が切れそうになったら周囲の人とタイミングを合わせてSeeenngと言い終えます。結婚式ではこれを三回します。会場は大盛り上がりです。

(13)「儲かりますように!」。ファッ、アッ!と発音します。中国語で書くと、「发啊!」です。中華系の人達は、旧暦の正月には、同じように「どうぞ今年も/今年こそは儲かりますように!」といった意味を込めてで互いに「恭喜发财(Gong(1) xi(3) fa(1) cai(2) / ゴン(1) シー(3) ファー(1) ツァイ(2))」と言いあいますが、その「发财(儲かる)」の短縮版だと思います。ただ、短縮されたファッ、アッ!は福建語の発音です。

(14)グレート シンガポール ワークアウト。国民の健康増進のため、1993年に保険省によって開始された有酸素運動プログラム。15のステップからなり、大勢で一緒にできるものです。日本でいうラジオ体操でしょうか。この運動による健康維持だけでなく、健康維持のためには運動が欠かせないことを意識づけること、コミュニティーの結束を強めることも狙いとしているようです。

(15)「おかえり!」。後ろに見えるのはチャンギ国際空港。

(16)着ているのはサッカー、シンガポール代表のユニフォーム。

と、いろいろ調べながら(14)のグレート シンガポール ワークアウトまで来たところで、下記のページに辿りつきました。シンガポール政府が建国50周年に向け、シンガポールといえばこれ!、というものをicon(アイコン)としてひとつひとつ紹介しているページです。
http://www.iconsof.sg/en/Icons/GSW.aspx
グレート シンガポール ワークアウト、似てる!

http://www.iconsof.sg/en/Icons/erp.aspx
(6)OTH Lah!のERP、似てる!

で、ひとつひとつ見てみると、CHOPE、チリクラブ、Teh Tarik、Queue、SHIOK!、ドリアン、Yum Seng、Huat Ah!等、かなりこのサイトから「インスパイア」されていることがわかります。スタンプもシンガポールでしかダウンロードできないですし、シンガポール政府のこのサイトを見るのもシンガポール人がメインだと思いますので、似ていることに気がつく人は当然いると想定していて、意図的なものだとは思いますが、これをシンガポールのためだけに完全オリジナルで作ったLINEはさすが、外資企業としてその国に進出するならここまでやらなきゃ、と勝手に思っていただけに少し残念でした。定番の組み合わせであるTeh TarikとRoti Canaiを組み合わせて見た目としてもより面白みのあるものにしたのは評価できると思います 笑。

シンガポール政府の建国50年のサイトのアイコンで私が好きなのは、ライオンのシンガです。Courtesy Lion(礼儀のライオン)として1982年に、シンガポールがこれから発展していく中で国民が互いに礼儀を持った行動ができるよう登場しました。また2009年からはMascot for Kindness(親切のマスコット)を務めていましたが、2013年に「社会の怒りと不愉快さに疲れた」と引退してしまいました。いろいろな問題があるからといって、親切さや優しさをなくしていいのか?親切さや優しさには条件がつかなくてはいけないのか、人があなたに優しくなければあなたは優しくできないのか、誰がそのボールを初めに転がすのか?それとも、私たちは大変なときでも優しくなれる人たちなのか?との言葉を残しています。よりよい社会を作ろうという意志が伺えます。
http://www.iconsof.sg/en/Icons/singa.aspx


Sunday, April 26, 2015

[Singapore] シンガポール料理が学べる料理学校

以前旅行でシンガポールに来た際、せっかくなので普通の観光でなくシンガポール料理を学べればと思い、シンガポールの料理学校について調べ、いくつか参加したことがあります。その時調べたもの+最近追加で調べたものを紹介します。おすすめはハンズオンで(見るだけでなく手を動かす)、シンガポール料理(+ペラナカン料理等)が学べるところで、Cookery Magic、Palate Sensations、Food Playgroundでしょうか。

<シンガポール料理が学べる学校>
Cookery Magic
http://cookerymagic.com/

Palate Sensations
http://www.palatesensations.com/ 
(ペラナカン料理あり、8回等シリーズもののコースもあり)

Food Playground
http://www.foodplayground.com.sg/

Coriander Leaf
http://www.corianderleaf.com/
(行ったことがあるが、見るだけ+食事で130 SGDと少し高め、参加者は欧米人が多かった)

Epicurean World
http://epicureanworld.com.sg/cooking-classes-and-workshops/
(インド系シンガポール料理、見るだけのDemonstration Classesに参加したことあるが、参加者はインド系・中華系のシンガポールの人が多かった)

Shermay's Cooking School
http://www.shermay.com/
(シンガポール料理以外もあり)

<その他の料理学校>
TOTT 
http://content.tottstore.com/

Baking Industry Training College
http://bitc.com.sg/Default.aspx 
(本格的なパン、ケーキの専門学校)

Hooked!
http://hooked.com.sg/
※場所の関係で料理教室は休止中のよう

At-sunrise
http://www.at-sunrice.com/ 
(専門的な料理学校、本科生として学ぶ学校か)

ここに挙げた以外にも、意外なところとしてはすしや和食が学べる東京すしアカデミーシンガポール校(http://sushiacademy.sg)というのもあります。 通常のすし・和食職人養成コース以外にも、単発のイベントですしでバレンタインケーキやクリスマスケーキを作ろうとか、シンガポールならではのものもやっていたりとこれも面白そうです。

※各料理学校のウェブサイトのクラスのページを見て紹介しており(全て自分で行って紹介しているわけではない)、またシンガポール料理を扱っているか・ハンズオンかどうかも時期や参加するクラスによっても違ってくることもあると思いますので、ウェブサイトで確認して、自分に合いそうなら参加してみてください。