Tuesday, February 10, 2015

[Singapore] 旧正月間近のチャイナタウン

最近はシンガポールといえばマリナベイサンズとか、税金が安いとか、「先進的!さすが!」といったイメージで語られがちですが、一方で複数の文化が互いに影響を与え合ったりしながら受け継がれ、それに今でも触れられるのもまたシンガポールのよさだと思っています。

旧正月間近のチャイナタウンを散策してきました。
お金を模したランタンが道路の上に掛かっていたり、山羊(確かに羊の一種か)の形をしたランタンが道路の中央分離帯に飾ってあったりします。


家や店のドアの両脇に貼る春聯など中国のお正月飾りが沢山売られていました。今年は、中国語の四字成語"喜気洋洋(喜びが溢れる)"にかけて、"喜気羊羊"と書かれた飾りを多く目にします。

そして毎年旧正月にチャイナタウンに来ると気になっていたのが、チャイナタウンのなかにあるヒンズー教寺院、SRI MARIAMMAN寺院。寺院のあるブロックの周囲の道路の上に旧正月用のランタンを掛けるけるために寺院の塀を使わせているのを見て、周囲とうまく共生しているんだなと思いながら見ていました。

今年来てみると驚いたことに、寺院そのものに春聯と、英語で"LUNAR NEW YEAR", "WISHING EVERYONE A HEALTHY & PROSPEROUS"と中国語の"新年快乐", "祝你身体健康,万事如意(もしくは恭喜发财?)"に相当するであろうメッセージが貼られていました。パイナップルをかたどったランタンの飾りも掛けられています。改めてこの寺院の懐の深さを感じたような気がします。


異なる考えや宗教が共存するにはこういった互いを尊重するような振る舞いが大事であり、特に多民族のシンガポールだからこそ生み出された生きる知恵なのではと思いました。それにしても春聯の内容が富とか財とか、お金に偏ってるのが少し気になります 笑。



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