Friday, February 20, 2015

[転職] 転職のススメ

やりたい仕事、会社でのキャリアをうまく重ねられている人はどれくらいいるのでしょうか。運良く、またはうまいこと社内でアピールした結果思い通りのキャリアパスを歩めている人。会社の中で与えられたキャリアパスを歩むのが人生だと考えている人。いろいろいると思います。

日本ではまだまだ新卒一括採用、中途採用はほとんど募集していないというような会社も多くあります。また一度会社に入ると、大企業であるほどひとりひとりの希望への細かい対応はできずに会社の論理で人事異動が行われます。これを前提にすると、冒頭のやりたい仕事、会社でのキャリアをうまく重ねられていない人が圧倒的多数いるのではとの考えに至ります。

このミスマッチを解消する方法として、①社内で公募制等を導入していて希望の部署で人を募集していればそちらへ応募する、②やりたい仕事をできる可能性の高い他社へ転職する、③これも冒頭で述べた会社の中で与えられたキャリアパスを歩むのが人生だと考える、の3通りが考えられます。①の方法をうまく活用し希望の部署への異動や海外駐在のチャンスを得た人も少なからずいると思いますが、必ずしもそういった機会に恵まれない人も多数いるはずです。その場合は、思い切って②を検討することをお勧めします。(でないと③になってしまいます。)

転職する際には、求人票が出ていてその内容に対して応募することになりますが、一般的には求人票で業務内容などが明らかにされているので自分のやりたい仕事がどんな会社にあって、どんな人を欲しているのかが分かります。見事にその会社に入社できれば自身が前職でなかなかありつけなかった希望の仕事を、まさに自分の主たる仕事としてすることができます。これが転職の素晴らしいところです。また、残念ながら面接試験に通らなかったとしても、面接官や転職エージェントとのやりとりを通じてその仕事をするためにはどんなスキルが、経験が必要なのかといったことを理解することができます。

そうすることで、転職の一歩手前のステップとして、現職で何を頑張れば、どういった役回りを買って出ればいいのかがわかり、逆に現職でやるべきこともあきらかになると思います。やりたい仕事と今の仕事にギャップがあり、今している仕事が手につかないよりもよっぽどいいと思います。
そして、社内で転職に必要な様々なスキル、経験、資格等(=パーツ)を集めて半年後、1年後、数年後に再チャレンジするのです。

一足飛びに将来像にありつけなければ、理想とする将来像を実現するために、次にこういった仕事をしたい、その仕事をするためにはこういったパーツが必要だと、将来から逆算してそれに向けて行動していくこともできます。スポーツ選手等、肉体的な条件から小さい頃から最短で競争を勝ち抜いてこないとなれない仕事でない限りは、多少時間がかかっても大丈夫です。

言いたいことはキャリアパスとは、転職を含むあらゆる手段を用いて打算的に積み上げていくものだということです。理想とする将来像を描いてアクションを起こし夢に近づいていってください。

もちろん転職だけを是としているわけではなく、企業側としても極力社内のミスマッチを解消するような仕組みづくり等の努力は必要です。

No comments:

Post a Comment