Saturday, April 18, 2015

[コンサルタントの働き方] 作業効率を極限まで高める

コンサルタントは決められた時間の中で成果を出すことが求められます。そのため、時間あたりの作業の生産性を極限まで高め、品質を高める/付加価値を高めるための考える時間を確保すること、そしてプライベートな時間を確保することが重要です。極限まで、というのはマウスのカーソルを動かす時間、ワンクリックする時間までという意味で、この効率化の積み重ねによって結果的に成果物を作るスピードが人により何倍も違ってくるのを実体験として理解しています。これは工場の生産性についても同じことです。コンサルタントの作業は、Excelで分析し、Power PointやWordでまとめて成果物としてお客さんに提供するということが多いと思いますが、Excel、Power Point、Wordの作業効率を向上させるショートカットコマンドについて挙げます。Control+Cでコピー、Control+Vで貼り付けは有名ですが、それ以外に使い勝手のいい機能を挙げています。

(下記、"+"はキーの同時押し、"->"は順に押す、"/"はもしくはの意味)
1.Excel
まずは
・よく使うコマンドのQuick Access Tool barへの設定
(加えて、最もよく使うものはAlt + 該当キーのショートカットを覚える)
をすることで、リボンの切り替えやそこまでの移動時間を削減。
・右クリック(マウスでなくキーボード上のキー使用が望ましい)-> f でセルの書式設定を呼び出す時間を削減。
そのうえで、下記各機能についてもショートカットキーを活用して実行の時間を削減。
・  F2 : セルの編集
・  F4 :  絶対参照
・  Shift + Space : 横全選択
・  Control + Space : 縦全選択
・  Control + a :  範囲選択(再度行うと範囲拡張)
・  Alt  -> d  -> s  : 並び替え
・  Alt  -> d  -> f  + f  :オート フィルタ
・  Alt  -> d  -> p  : ピボットテーブル
・  Alt -> e -> s -> e  : 縦横入れ替え貼付
・  関数の入力中、関数が予測で出たタイミングで、Tabを押せば関数が最後まで入力され且つ"("が出て括弧の中身を入力可能な状態になる
・  Control + ↑/↓/←/→データの入っているセルの端までカーソルが飛ぶ
・  Shift + Control + ↑/↓/←/→データの入っているセルの端まで選択

2.Power Point
同様に、
・よく使うコマンドのQuick Access Tool barへの設定
(加えて、最もよく使うものはAlt + 該当キーのショートカットを覚える)
をすることで、リボンの切り替えやそこまでの移動時間を削減。
・オブジェクトを選択して、右クリック(マウスでなくキーボード上のキー使用が望ましい)-> d で図形の書式設定を呼び出す時間を削減。
そのうえで、下記各機能についてもショートカットキーを活用して実行の時間を削減。
・F2 : オブジェクトの文字の編集
・Control + Shift + > / < : 文字を大きくする/小さくする
・Shift + ↑/↓ : オブジェクトを上下に大きくする/小さくする(☆)
・Shift +  →/← : オブジェクトを左右に大きくする/小さくする(☆)
・Control + a  : オブジェクトの全選択
・Control + d  : オブジェクトの複製
・オブジェクトの↑/↓/←/→キーでの移動時、上記☆のオブジェクトのサイズ変更時Controlキーを同時に押すことでより細かい段階でその調整が可能

3.ワード
・Shift + Alt +↑/↓ /←/→ : 箇条書きの位置・階層移動

これぐらいが、反射的にできるようになると、かなり作業が速くなると思いますし、コンサルタントでもこれ以上の機能を使いこなしているかどうかは人によると思います。ただ、この内容を覚えることそのものが目的ではなく、効率の悪い作業をしていなか、繰り返し作業をしていないか気になることがあったら、より短時間で終わらせられないか(もちろんその作業自体省略できないかも考えることはもっと重要です)考えてみてください。作業をしていること自体に満足せず、作業を極力効率的化、上司やクライアントと議論する時間を確保することが大事だと思います。

また、Excelについては、お客さんとか、お客さんの現場部門の担当者と一緒に作業する場合、教えてあげるとすごく喜ばれるので、お客さんとの精神的な距離を縮めるのにもとても役に立つというのが自身の経験からも言えることです。

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